化学構造解析・分光
ラマン分光光度計

可視~紫外散乱光によって分子構造を解析
可視光~紫外光領域のレーザーを照射した試料から得られる散乱光を計測する装置です。
散乱される際にレーザー光から波長のシフト(ラマンシフト)が起こり、そのシフト量や強度から試料を構成する分子の振動や結合状態についての情報を得ることが可能です。
弊社製品の組成や反応性の確認に利用される他、製品やお客様のデバイス中に混入した異物の解析等に利用しています。
NMR(核磁気共鳴)

有機化合物の分子構造解析や分子の運動状態の測定
NMR(nuclear magnetic resonance、核磁気共鳴)現象を使用して有機化合物の分子構造解析を行うことが出来、また緩和時間から分子の運動状態を知ることが出来ます。
マグネットは600MHzの超伝導磁石を用いており、構造解析ソフトと合わせて複雑な分子の構造解析もスムーズに行うことが出来ます。固体NMRユニットを有しており、幅広い形態のサンプルの分子構造情報を得ることができます。更に、LC-NMRユニットも有しており、接着剤のような複合組成物に対して成分分離と構造同定を一括して行うことが可能です。
- 関連リンク
-
FT-IR

赤外光吸収によって分子構造を解析
赤外光領域の光を照射し、試料からの透過、または、反射光を計測する装置です。
試料を透過(あるいは反射)する際に吸収が起こり、その吸収波長や強度から試料を構成する分子に含まれる官能基の情報を得ることが出来ます。
弊社製品の組成や反応性の確認に利用される他、製品やお客様のデバイス中に混入した異物の解析等に利用しています。
- 関連リンク
-
マニピュレーター

微小異物を採取
マイクロスコープ映像を見ながら、微小サンプルを吸ったり、掻き集めたり、削ったりすることができます。
マイクロツールの種類に応じて2~10μmサイズのサンプルを操作・採取することが可能です。
また、採取したサンプルは状態によっては、ラマン分光など各種分析にかけることもできます。
- 関連リンク
-
XRD

X線照射による回折パターンから化合物を同定
X線回折装置(X‐ray diffraction: XRD)は、サンプルにX線を照射して現れる回折線から結晶構造や分子構造を調べることができます。
合成した化合物の結晶構造、分子構造解析、目的化合物の同定等にも使用できます。
- 関連リンク
-